こんにちは、テラシマユウカです。
先日久々に悪夢を見たのですが、昨夜は母親に包丁でメッタ刺しにされる夢を見てうなされていました。
変な夢を見た時は夢占いを調べてしまうのですが、いい意見だけ取り入れる様にしています。
悪夢はなかなか目を覚ませなくて、続きを見たい夢ほど良いところで中断されてしまうのは何故なんだろうと思いつつ、こういうのって理由がわからないままの方が面白くっていいなあと感じます。
Vol.115『サマーフィルムにのって』
☆4.0/☆5.0点中
公式サイト：https://phantom-film.com/summerfilm/
時代劇オタクの女子高生監督が
主役に抜擢したのはタイムトラベラー！？
勝新を敬愛する高校３年生のハダシ。キラキラ恋愛映画ばかりの映画部では、撮りたい時代劇を作れずにくすぶっていた。
そんなある日、彼女の前に現れたのは武士役にぴったりな凛太郎。すぐさま個性豊かな仲間を集め出したハダシは、「打倒ラブコメ！」を掲げ文化祭でのゲリラ上映を目指すことに。
青春全てをかけた映画作りの中で、ハダシは凛太郎へほのかな恋心を抱き始めるが、彼には未来からやってきたタイムトラベラーだという秘密があった――。
恋と友情に加えて、時代劇、タイムスリップSF、あらゆる全ての要素がジャンルミックスされためちゃくちゃな青春映画。
主演のハダシには、乃木坂46の元メンバーで、ドラマや映画など幅広い活躍をみせる伊藤万理華。ハダシが自主制作映画の主演にと惚れ込む男子高校生・凛太郎には『猿楽町で会いましょう』の金子大地。ビート板には河合優実、ブルーハワイには祷キララと今後の活躍に期待が膨らむ次世代俳優たちが勢揃いしており、表情作りやキャラクター性、全員の魅力が十二分に引き出されています。
凛太郎がタイムトラベラーであることやタイムパラドックス、”ハダシ”、”ビート板”、”ブルーハワイ”と不思議なあだ名がついていることに関して疑問や説明などなく日常として存在していて、自然とこちらの想像力を膨らませてくれてとても心地よい。
暑苦しくって荒削りで、青臭くささのする青春と、爽やかで、清々しいキラキラと輝く青春が同時に存在していて、作品の細かい設定のあれこれなど詮索する必要もなく、青春に理由なんていらないのだとシンプルな感情でいさせてくれる。
ハダシの映画チームの8人も、キラキラ青春ラブコメ映画チームの子たちも、自分たちの好きな方向は違えどやり通す意思は真っ直ぐで、登場人物全員のこと気づいたら好きになってしまっている、最初から最後までどのシーンも愛に溢れた”映画”への愛が詰まった映画になっています。
「君じゃなきゃダメだ」と真っ直ぐに言葉にできる青春は私にはあっただろうか？
青春が爆発したかの様に加速するラストシーンに、これ程に自身の全てを賭けれるものは何か？ と、観る者のそれぞれの大事なものを想起させられるに違いありません。
主題歌であるCody・Lee(李)の異星人と熱帯夜が帰り道に最高に染み渡ります。
※「今日はさぼって映画をみにいく」は毎週火曜日更新予定です。
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