先日、10月15日(金)公開の『DUNE/デューン砂の惑星』の完成披露試写会に行って来ました!
池袋グランドシネマサンシャインのIMAX GTの超ドでかスクリーンで圧倒的映像美をこれでもかという程全身で浴び、あまりの迫力に鑑賞後何が起こっていたのか分からない…… と困惑してしまうくらい感動的な映像体験をしてしまいました。
これまで様々な作品をあの巨大スクリーンで観てきましたが、さすがにこの作品は全国民、全人類、池袋グランドシネマサンシャインか大阪エキスポシティの2択でしか観られない究極のIMAXスクリーンで体感して欲しいと願うばかりです。
Vol.119『レミニセンス』
☆3.6/☆5.0点中
公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/reminiscence-movie/index.html
都市が海に沈み、水に支配された世界で、〈記憶潜入エージェント〉として暗躍するニックに、検察から仕事が舞い込む。新興勢力のギャング組織の男が瀕死の姿で発見された。
彼の記憶に潜入し、ギャングの正体と目的を掴めという依頼だ。彼の記憶から映し出された、事件のカギを握る謎の女性メイを追って、多くの人々を記憶潜入(レミニセンス)するニック。
だが、膨大な記憶と映像に翻弄されたニックは、予測もしなかった陰謀へと巻き込まれていく──。
人間の記憶に潜入することができるエージェントのニックが、失踪してしまったかつて愛した女性・メイを様々な人物の記憶から辿り探す、SFサスペンススリラー。
『TENET テネット』など時間軸をマジックの様に操るSF作品でお馴染みのクリストファー・ノーラン監督の弟であり、『ダークナイト』、『インターステラー』の脚本を務めたジョナサン・ノーランが製作を担当しています。
“記憶の中にある深層世界、記憶隠されたトリック”というワードから、人の夢の中に潜入する、クリストファー・ノーラン監督作の『インセプション』を連想する人も多いでしょうが、今作のメインは主人公が恋人を探すストーリーとなっており、SF的要素はあまり無くどちらかというと恋愛映画のような印象を受けました。
都市が海に沈んだ世界という時代背景や、記憶に潜り込むルールとして3つの事項があげられていたりと、作品の中での設定は細かく設けられておりワクワク度は高いながらも、そういったキーワードになりそうなポイントが直接的に物語へと関係しておらず、あと数段階仕掛けが欲しかったなと思ってしまいました。
ノーラン作品の様な変態的に難解すぎる頭脳戦を追い求めて観るには物足りなさを感じますが、『インセプション』のどこが夢でどこからが現実なのか解らないということはなく、現実と記憶の違いは分かりやすく描かれており、また、地球温暖化と海面上昇の問題や登場人物のキャラクター性などはより身近で現実味があり、感情移入がしやすく共感性が高い作品となっています。
未来を見るよりも過去の記憶に縋るといったテーマと、過去の幸せな記憶にピリオドをつけることなく人間の弱い部分を否定しない終わり方は確固たるハッピーエンドとは言えなくともそれでいいのかもしれないな、と心を締め付けられます。
※「今日はさぼって映画をみにいく」は毎週火曜日更新予定です。
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Vol.8『アンダー・ユア・ベッド』
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Vol.10『永遠に僕のもの』
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Vol.61『ハニーボーイ』
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Vol.63『ようこそ映画音響の世界へ』
Vol.64『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』
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Vol.67『エノーラ・ホームズの事件簿』
Vol.68『ミッドナイトスワン』
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Vol.78『ザ・プロム』
Vol.79『ワンダーウーマン 1984』
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Vol.116『アナザーラウンド』
Vol.117『ドント・ブリーズ2』
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