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StoryWriter

こんにちは、テラシマユウカです。

先日かなり大きな地震があり、揺れを感じてこれは本当にまずいやつかも……となり、とにかく即座に飼っているハムスターと一緒に逃げられるように持ち運びできる小さなゲージに移動させドキドキしながら揺れが収まるのを待っていました。

ペットを飼っていると守るべきものが多くていざという時にやる事が多くて、アワアワしてしまうのでこういう時に対応できるようにシミュレーションと準備をしておくべきだなと感じます。

Vol.121『キャッシュトラック』

☆3.6/☆5.0点中

公式サイト:https://cashtruck-movie.jp/

 

LAにある現金輸送専門の警備会社フォルティコ・セキュリティ社。日々、現金輸送車/キャッシュトラックを運転するのは、特殊な訓練を受け厳しい試験をくぐり抜けた強者の警備員たち。そこに雇われた新人パトリック・ヒル(ジェイソン・ステイサム)、通称“H”。試験をぎりぎりで合格した彼は周りから特に気に留められる存在ではなかった。しかし、彼の乗ったトラックが強盗に襲われた時、驚くほど高い戦闘スキルでそれを阻止する。さらには、再びHの乗るトラックが強盗に襲われると、彼の顔を見た犯人たちはなぜか金も奪わずに逃げてしまう。彼は一体何者なのか? 周囲が疑心暗鬼に陥る中、全米で最も現金が動く日“ブラック・フライデー”にフォルティコ・セキュリティ社に集まる1億8,000万ドルの大金を狙う強奪計画が進行していた……

 

『ワイルド・スピード』シリーズなどへの出演で今やハリウッドを代表するアクションスターとなったジェイソン・ステイサムと、『シャーロック・ホームズ』『アラジン』などで知られるガイ・リッチー監督。

ステイサムのデビュー作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』以来『スナッチ』『リボルバー』でも共に作品を制作してきたゴールデンコンビが16年ぶりに復活しました。

今作は2004年のフランス映画『ブルー・レクイエム』のハリウッド・リメイクとなっています。

ステイサムの魅力が存分に生かされた見応えあるアクションシーンや、謎の男と大金強奪計画が絡み合うリッチー監督ならではの、ストーリーが進んでいく中で思いがけない展開へと転がっていく構成の妙が見どころです。

物語の引き金となる現金輸送車強奪事件を中心に展開していきますが、現金輸送車の車内映像視点、襲撃犯視点、そして”H”の視点と3つの視点から次第に謎が解き明かされていき、回想を重ね、時間軸が変則的に前後していながらも比較的分かりやすいストーリーとなっています。

序盤〜中盤までは、”H”が武装集団を無双モードで倒していく様子や、ただの警備員でありながらもFBIが25年追っている要注意人物であるという謎、そんな彼の今に至る原因である5ヶ月前に起きた悲劇などといった、寡黙で最強なこの男は一体ヒーローなのか? ヒールなのか? ”H”という存在、そして次にどんな事件が待っているのか、と好奇心そそられる展開がありました。

全体的時間を前後させながら次第に謎が紐解かれていく過程や、多角的なストーリー展開は途切れず見応えのある王道のクライムアクションとなっています。

※「今日はさぼって映画をみにいく」は毎週火曜日更新予定です。


「今日はさぼって映画をみにいく」のバックナンバーも合わせてチェック!!

Vol.1 『ハウス・ジャック・ビルト』
Vol.2『ピアッシング』
Vol.3『凪待ち』
Vol.4『Diner ダイナー』
Vol.5 『劇場版 Free!-Road to the world-夢』
Vol.6『トイ・ストーリー4』
Vol.7『チャイルド・プレイ』
Vol.8『アンダー・ユア・ベッド』
Vol.9『存在のない子供たち』
Vol.10『永遠に僕のもの』
Vol.11『ゴーストランドの惨劇』
Vol.12『惡の華』
Vol.13『アス』
Vol.14『人間失格 太宰治と3人の女たち』
Vol.15『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
Vol.16『アナベル 死霊博物館』
Vol.17『JOKER』
Vol.18『クロール-凶暴領域-』
Vol.19『ボーダー 二つの世界』
Vol.20『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』
Vol.21『マチネの終わりに』
Vol.22『グレタ GRETA』
Vol.23『テッド・バンディ』
Vol.24『ドクター・スリープ』
Vol.25『マリッジ・ストーリー』
Vol.26『カツベン!』
Vol.27『ラスト・クリスマス』
Vol.28『屍人荘の殺人』
Vol.29『パラサイト 半地下の家族』
Vol.30『シライサン』
Vol.31『ペット・セメタリー』
Vol.32『ジョジョ・ラビット』
Vol.33『his』
Vol.34『犬鳴村』
Vol.35『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』
Vol.36『ミッドサマー』
Vol.37『架空OL日記』
Vol.38『スキャンダル』
Vol.39『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』
Vol.40『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』
Vol.41『デッド・ドント・ダイ』
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Vol.58『劇場』
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Vol.63『ようこそ映画音響の世界へ』
Vol.64『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』
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Vol.68『ミッドナイトスワン』
Vol.69『悪魔はいつもそこに』
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Vol.73『ザ・ハント』
Vol.74『THE CAVE サッカー少年救出までの18日間』
Vol.75『エイブのキッチンストーリー』
Vol.76『オン・ザ・ロック』
Vol.77『ザ・コール』
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Vol.79『ワンダーウーマン 1984』
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Vol.81『Swallow/スワロウ』
Vol.82『ヒッチャー ニューマスター版』
Vol.83『恋する遊園地』
Vol.84『ズーム/見えない参加者』
Vol.85『ダニエル』
Vol.86『マーメイド・イン・パリ』
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Vol.92『ガンズ・アキンボ』
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Vol.117『ドント・ブリーズ2』
Vol.118『うみべの女の子』
Vol.119『レミニセンス』
Vol.120『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』

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テラシマユウカ

テラシマユウカ、月ノウサギ、ナルハワールド、キラ・メイ 、ウタウウタ、キャ・ノンからなるアイドルグループ、PARADISESのメンバー。2016年に行われた新生BiSの合宿オーディションに参加し、BiS公式ライバル・グループSiSのメンバーとして活動を始めるが、お披露目ライヴ直後にまさかのグループが活動休止。2016年10月にGANG PARADEへ電撃加入し、2020年4月からはグループが分裂。PARADISESのメンバーとして活動中。多くを語らない性格ながら強い意志と美学を持ってグループになくてはならない存在に。映画好きが高じて、StoryWriterにてテラシマユウカの映画コラム「それでも映画は、素晴らしい。」の連載スタート。

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