こんにちは、テラシマユウカです。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が遂に公開されましたね。
私はまだ観に行けていないのですが、感想を聞く人みな、口を揃えて大絶賛なので気になって仕方がありません。
子どもの頃から実家には沢山洋画のDVDが揃っていて家族の誰かしらがスパイダーマンか、トランスフォーマーか、ハリーポッターを観ているなと印象深い作品のひとつだったのですが、蜘蛛がめちゃくちゃに嫌いだったのと、幼い私にとっては映画で観るのとユニバーサル・スタジオ・ジャパンで知っていたスパイダーマンの印象とが少し噛み合わなくてなんだか苦手意識を抱いていた様な気がします。
そんな幼い頃の記憶があったのでスパイダーマンの魅力に気づくのがだいぶと遅くなってしまい、やっと劇場で、リアルタイムでみれらるチャンスなのでたっぷりじっくり味わいたいと思います。
ふとFilmarksを開いてみたら評価が☆4.7/☆5.0と、平均値があまりにも高すぎてさすがにびっくりしてしまいました…。
Vol.134『ドント・ルック・アップ』
☆4.1/☆5.0点中
天文学専攻のランドール・ミンディ博士(レオナルド・ディカプリオ)は、落ちこぼれ気味の天文学者。ある日、教え子の大学院生ケイト(ジェニファー・ローレンス)とともに地球衝突の恐れがある巨大彗星の存在を発見し、世界中の人々に迫りくる危機を知らせるべく奔走することに。仲間の協力も得て、オーリアン大統領(メリル・ストリープ)と、彼女の息子であり補佐官のジェイソン(ジョナ・ヒル)対面したり、陽気な司会者ブリー(ケイト・ブランシェット)によるテレビ番組出演のチャンスにも恵まれ、熱心に訴えかけますが、相手にしてもらえないばかりか、事態は思わぬ方向へー。果たして2人は手遅れになる前に彗星衝突の危機から地球を救うことが出来るのでしょうか!?
巨大な彗星が地球に迫ってきてるのを発見した天文学者と教え子が、偉い人やメディアに訴えていくが、誰も真面目に取り合ってくれず事態は思わぬ方向へ進んでいく、全方面へ皮肉を込め一線を超えてきた風刺コメディ。
本作を手掛けるのは、『俺たちステップブラザーズ』『アザー・ガイズ』など、ごりごりのアメリカンコメディを描き続けてきたアダム・マッケイ監督。
更に今作では驚くほど豪華なキャスト陣が際立っており、レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ローレンス、ティモシー・シャラメ、メリル・ストリープ、ケイト・ブランシェット、ジョナ・ヒル、マーク・ライアンス、更にはアリアナ・グランデなど出演し、超豪華オールスター映画となっています。
人々を守ることより、自分たちの利益を優先する権力者達。人類滅亡の危機を必死に訴える主人公と能天気な人々との温度差が面白く、彗星衝突の危機を迎えているのに”ドント・ルック・アップ”、「見上げない」生存本能の無さに、その危機を”見なかったことにする”、”聞かなかったことにする”という行動をとり問題を一切認識しない偉い人や経済学者を揶揄するほかに、目の前の楽しいことにしか関心がなくスマホのSNSの画面をスクロールしている現実の我々にむけて警鐘を鳴らす様な強烈な社会風刺となっています。
実際に彗星を目の当たりにして、動揺が走りようやくこれは現実なのだと実感する人々。地球温暖化など環境問題、新型コロナウイルスによるパンデミック、実際に自分の身に火の粉が降りかからないと人は真剣になれない。
自分の命と引き換えに地球の危機を救おうとするヒーローも登場するが、民衆は問題によって分断してしまい、お偉いさんたちはスキャンダルによって中間選挙の行方が気になって彗星衝突どころではない。利益のことしか頭にない大統領と、重いニュースを何でもかんでもバラエティとしてしか伝えることのできないメディア陣。全方面を嘲笑うブラックジョーク満載。
これぞアダム・マッケイ節全開の痛烈にアメリカ政治や彼らに踊らされている我々にまで皮肉を突きつけ、全然笑えない話なのに豪快に笑わせてくるとにかくカオスで最高にクールな映画でした。
実際に地球破滅の危機が訪れたら、世界はどんな終末を迎えてしまうのだろうか?
この世に存在する社会問題の全てにまだ見ないふりをつもりだろうか、と地球に生きる我々に警鐘をならしてくれる作品です。
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「みんなの遊び場」をコンセプトに活動する、テラシマユウカ、ヤママチミキ、ユメノユア、キャン・GP・マイカ、ココ・パーティン・ココ、ユイ・ガ・ドクソン、月ノウサギ、キラ・メイ、チャンベイビー、キャ・ノンの10人からなるアイドルグループ、GANG PARADEのメンバー。 2016年に行われた新生BiSの合宿オーディションに参加し、BiS公式ライバル・グループSiSのメンバーとして活動を始めるが、お披露目ライヴ直後にまさかのグループが活動休止。2016年10月にGANG PARADEへ電撃加入し、 2020年3月よりGO TO THE BEDSとPARADISESの2グループに分裂し活動開始。精力的にライブを実施し、2021年には両グループ合わせて270本ものライブを敢行。 2022年1月1日、満を持して再結成を果たす。 多くを語らない性格ながら強い意志と美学を持ってグループになくてはならない存在に。映画好きが高じて、StoryWriterにてテラシマユウカの映画コラム「それでも映画は、素晴らしい。」の連載スタート。