こんにちは、テラシマユウカです。
2022年最後の映画コラムとなります。
今年も大変お世話になりました。読んでくださった皆さん本当にありがとうございます。
クセの強い変わった映画ばかり観てしまう私ですが、ひそかに決めていた2022年は趣味が偏りすぎないようにしようというちっちゃな目標は叶えられていたでしょうか?
3週に1回くらいはホラーを書いていた気もしますが、、例年と比べて比較的満遍なくやっていたような気もします。
2022年映画トップ10は大晦日にでもTwitterの方で書こうかなと思っていますが、ここでBEST3を発表させて頂くと、
1.『女神の継承』
2.『THE BATMAN-ザ・バットマン-』
3.『トップガン マーヴェリック』
悩みに悩んだ厳選の結果こんな感じです。
皆さんのベスト映画も気が向いたら教えてください!
今週は今年最後の注目作であるこちらをご紹介します。
Vol.184『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
☆4.0/☆5.0
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/avatar2
舞台は第1作目から10年後、地球からはるか彼方の神秘の星パンドラ。
元海兵隊員のジェイク・サリーはパンドラの一員となり、先住民ナヴィの女性ネイティリと結ばれた。2人は家族を築き、子どもたちと平和に暮らしていたが、再び人類がパンドラに現れたことで、その生活は一変する。
神聖な森を追われたジェイクとその一家は、未知なる海の部族のもとへ身を寄せることになる。しかし、その美しい海辺の楽園にも侵略の手が迫っていた…。
『ターミネーター』シリーズ、『エイリアン2』、『タイタニック』など、常識を覆すような挑戦的な娯楽タイトルを世に送り出し続けてきたジェームズ・キャメロン監督が、革新的な3D映像を生み出し、全世界興行収入歴代1位の大ヒット作となった『アバター』。
ダイナミックで神秘的な自然が息づく太陽系外の星系にある衛星「パンドラ」を舞台に、その資源や土地を奪おうとする地球の人間たちと、自分たちの暮らしや生態系を守ろうとする「ナヴィ」たちの戦いを描いた『アバター』シリーズは、約13年ぶりの続編となる本作作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』で、再び双方がぶつかり合うことになります。
立体映像技術を発達させることで3D映画の可能性を大きく広げ、人間と細部で異なる青い種族をモーションキャプチャーで高密度に創り上げた前作は、当時子どもながらに映画の世界に引きずり込まれるという映画体験を初めて味わい、あまりの映像の迫力と新しい感覚に驚きを通り越して気分が悪くなってしまうほどの衝撃を受けた覚えがあります。
藍く美しい海とそこに宿る不思議な生物たちの息吹、そしてパンドラの侵略を目論む人類と先住民ナヴィとの激しい戦いと心を揺さぶるドラマが、こだわり抜かれた人類史上最高峰の映像美で神秘的かつエモーショナルに描かれ、圧倒的なスケールを感じさせます。
当初は2015年とアナウンスされていたアバター続編の公開日は、1年、また1年とずるずる延期され、2022年にまで至ったわけですが、第一作目に匹敵するほどの大きな革新性が要求され、キャメロンが納得する映像の実現に時間がかかったのだろうと考えられます。
前作から13年の月日が経ってしまいましたが、間違いなく現在の映画の中ではトップレベルの映像であり、10年以上かかるのも納得の出来です。
2作目である本作だけでなく、なんと3〜5作目の制作企画も始動しており3作目は既に完成しているようですが、ジェームズ・キャメロン監督はスター・ウォーズやロード・オブ・ザ・リングシリーズのようなものにしたいそうで、映像技術だけではなく物語の展開の方も気になっていくことになります。
第1作目からのアバターの印象として、全体的な世界観は細部までこだわり抜かれた架空の世界に衝撃が多くありましたが、物語面では比較的王道の展開であり、今作のメインテーマは”家族”となり一致団結して困難に立ち向かっていく姿が映し出され、ストーリーの点において王道路線な印象にあまり変化はないように感じました。
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のタイトルからも観て取れる通り、今回の最大の特色といえぼ”海”であり、ジェームズ・キャメロン監督はマニアックすぎるほど海ヲタクであることから、難易度が高いはずの海中シーンの映像クオリティは桁違いで凄まじいものとなっています。
映画の持つ力と価値をこれでもかと見せつける究極の映画「体験」に心酔し、青の世界に深く沈み心地よく溺れていくように感情が揺さぶられること間違いありません。
『アバター』シリーズは、次はどのような神秘の星パンドラの自然の美を描き、人間をどのようにみせるのだろうか? 5部作にする意味は一体何なのか?
終わりがみえず、時代が進む限りいつまでも続いていってしまうのではないかとも感じられるアバターの世界に目が離せません。
※「今日はさぼって映画をみにいく」は毎週火曜日更新予定です。
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Vol.18『クロール-凶暴領域-』
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Vol.21『マチネの終わりに』
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