こんにちは、テラシマユウカです。
8月がやってきましたね。
日焼け止め嫌いのため何も塗らずに過ごしていましたが、白い服を着た時にさすがに焼けていることに気づいてしまい、不快感の少ないスプレー型とスティック型の日焼け止めを購入しました。
なんとか夏、乗り越えたい。
8月のGANG PARADEは夏の暑さを加速させるかのようにライヴ三昧となっています。
7月から数えたら5つくらいツアーが進行していてさすがに笑っちゃいました。
女性限定・中高生限定ツアーにFCツアー、9月からの秋ツアーなど盛りだくさんなので、どこか遊びに来てくれたら最高の時間をお届けすることを約束します。
夏の映画の話なんかも、会えたらしたいです、
Vol.215『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
☆3.9/☆5.0
IMFエージェント、イーサン・ハントに課せられた究極のミッション。
——全人類を脅かす新兵器が悪の手に渡る前に見つけ出すこと。
しかし、IMF所属前のイーサンの“逃れられない過去”を知る“ある男”が迫るなか、世界各地でイーサンたちは命を懸けた攻防を繰り広げる。
やがて、今回のミッションはどんな犠牲を払っても絶対に達成させなければならないことを知る。
その時、守るのは、ミッションか、それとも仲間か。イーサンに、史上最大の決断が迫る。——
CIAの中でも極秘任務を扱う組織IMFのエージェントとして、難事件を解決してきたイーサン・ハントを描いた、スパイアクション映画『ミッション:インポッシブル』シリーズの7作目であり、シリーズ初の前後編の2作に分けられています。後編は2024年に公開予定。
『ユージュアル・サスペクツ』や、トム・クルーズ主演『ワルキューレ』『オール・ユー・ニード・イズ・キル』『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』『トップガン マーヴェリック』の脚本を担当したことで知られている、クリストファー・マッカリーが、5、6作目となる『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』に続き、3作連続で監督・脚本を担当。
今回の悪役は全知全能のAI「エンティティ」。
ミッションは「2つの鍵を手に入れろ」。
鍵はロシアの潜水艦にあったもので、2つの鍵を組み合わせればエンティティを制御できるらしい。エンティティをコントロールすれば世界を支配することが可能であり、各国の情報機関がこぞって鍵を狙っています。
マッカリー監督になってからアクションとストーリーがよりエンタメ性を増していでた印象があり、断崖絶壁のロッククライミングや列車の上での攻防戦、スカイダイビングやバイクジャンプに滑走する飛行機にしがみつくなど……。トム・クルーズ自身で全てこなす凄まじいアクションによって正に『ミッション:インポッシブル』であることが体現されてきたシリーズですが、回を重ねるたびにプロットは複雑化していき、中でも特に今作は過去のシリーズと比べて話がかなり複雑になっていました。
潜水艦の事故からAI・エンティティとそれをコントロールするという2つの鍵、そしてイーサンの過去までが絡み始め現在に至るまでとその先に待ち受ける運命までをも描きます。登場人物の正体や相関図を把握できていないうちにミッションがどんどん進んでいくため、これらを整理し把握しながら観ようとするのは、情報量が多く初見では極めて難しい気がします。
それに加えてトム・クルーズのヤバイアクションの大洪水。話を追うよりもアクションのインパクトがあまりにも強すぎる。
だが、それがいい。それでいい。
かなり大雑把に言ってしまえば鍵を奪い合うだけのお話であり、スタント無しの視覚的刺激の強すぎる超絶アクションを目で追い、トムの無茶に度肝抜かれエンタメとして圧倒されるだけで大満足。少々長めの上映時間もあっという間。
そして、今作のクライマックスはオリエント急行での大アクション。スピードを落とさない列車に飛び乗り、列車の中で戦い、はたまた列車の上で戦い、落下する列車からの脱出。
1996年から始まったシリーズ、当時トム・クルーズは30代。シリーズを重ねるごとに激しさを増していくアクションは、現在還暦を過ぎた61歳とは思えぬ身のこなしに驚愕せざるを得ません。
昨今のAIの急速な進化を予期していたかのような、我々人間が開けてはならないパンドラの箱を開けてしまうストーリーに、イーサンの過去やガブリエルとAIの目的、現段階で誰が悪で誰が善なのか? 観客に判断をつかせないまま話は続きパート2へと持ち越される様は、まさに『デッドレコニング』(推測航法)。まだまだ全貌が掴めない期間をじっくりと楽しみながら、後編の公開に胸を高鳴らせながら待ち望むばかりです。
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